計量器・はかり・計量法解説
【第12回】上皿天秤(天びん)について
今回は、上皿天びんを紹介します。
当店では、日本のトップシェアを誇る、村上衡機製作所の上皿天びんを販売しています。
上皿天びんとは、支点を中心にして力点と重点が等距離にあり、かつ、皿が力点及び重点の上部にあって、指針と度表とにより釣り合いを判定するはかりで計量器検定検査令(昭和42年政令第152号)で規定された質量計の種類では皿手動はかりに該当します。(JIS B 7601 上皿天びんより引用)
※下記の用語の意味は、JIS Z 8103(計測用語)による。
- ひょう量:計ることができる最大質量
- 感量:度表の目幅の2分の1以上の変位を生じさせるに足りる質量。
- 感度:質量を表さない目盛を付けた板で、指針と組み合わせて釣り合いを判定するもの。
- 使用範囲:感量の20倍からひょう量までの有効測定範囲。
- 力点:分銅による荷重の作用点。
- 重点:被計量物による荷重の作用点。
- 器差:支点に対する重点及び力点の距離が異なることにより生じる誤差。
- 偏置誤差:荷重を皿の中央から外れた位置に載せたときに生じる誤差。
- 2017.10.19
- 16:01
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